宝塚記念
■今年のドバイターフで2着だったヴィブロス(牝5、友道)は
栗東坂路を単走で追われた。
不良馬場だったうえ軽めの追い切りだったことから時計は遅かったが、
動きは素軽かった。「ドバイから帰ってきた後、
すごく状態が良かったから宝塚記念に使うことになった。
先週の動きもすごく良かったし、いい状態で出走できる」と笑顔で語った。
これまで秋華賞と昨年のドバイターフでG1を勝利。
「久々に国内でG1を勝ちたい」と力が入る
■ファン投票1位のサトノダイヤモンド(牡5、池江)が20日、
栗東Cウッドで最終追い切りに臨んだ。
3頭併せで道中2番手から最先着。手綱をとったルメール騎手は
「反応はとても良かった。すごくいい追い切り。
状態は大丈夫そう」と合格点をつけた。
池江師は「最近は期待を裏切り続けているけど、
ファン投票1位というのは励みにしている。
なんとか強いダイヤモンドをお見せしたい」と意気込んでいた。
■今年のドバイターフで2着だったヴィブロス(牝5、友道)は
栗東坂路を単走で追われた。
不良馬場だったうえ軽めの追い切りだったことから時計は遅かったが、
動きは素軽かった。「ドバイから帰ってきた後、
すごく状態が良かったから宝塚記念に使うことになった。
先週の動きもすごく良かったし、いい状態で出走できる」と笑顔で語った。
これまで秋華賞と昨年のドバイターフでG1を勝利。
「久々に国内でG1を勝ちたい」と力が入る。
■菊花賞馬キセキ(牡4、角居)が栗東Cウッドで追い切られた。
単走で最後までしっかり追われた。
角居師は「落ち着いて走れるかというのと、
休みもあったのでしっかり追ってつくっていこうと。
修正できたかは競馬に行ってみないと分からないけど、
現段階では立て直すためのベストは尽くした」と復活を期待していた。
■ゼーヴィント(牡5、木村)は美浦ウッドで3頭併せで追われた。
最後方追走から、直線最内から仕掛けると一気に脚を伸ばして抜け出した。
動き、気配ともに上々で、木村師は「何とかいい頃の動きに持って行けたらいいかな、というところを主眼に置いてやってきた。少なくとも変化してきたと捉えている」と
前を向いた。
重賞2勝の逸材が待望のG1初挑戦。今年は日経賞、
目黒記念ともに6着と勝ちきれないが、差のない競馬で能力の一端は示した。
師は「能力はある。持っているものからすれば(宝塚記念に)参加させてもらっても
恥ずかしくない。池添さんも頼もしいパートナーという気持ちに変わりない」と、
初コンビの鞍上(あんじょう)に全幅の信頼を寄せていた。
■昨年の覇者サトノクラウン(牡6、堀)は、ウッドコースで3頭併せ。
真ん中に入り、直線いっぱいに追われ1馬身先着した。
堀師は「最後までしっかりハミを取って走れたのは良かった。
ドバイ遠征後の難しい状況にも馬がこたえてくれた。
状態は整いつつある」と話した。
■「夏男」ストロングタイタン(牡5、池江)が迫力の走りを見せた。
力強い脚さばきで坂路4ハロン53秒7-12秒3。
池江師は「鳴尾記念以上というのは難しいけど、出来落ちなくきているのでは。
汗をかいて代謝が良くなると体調が良くなる。前走は(内を突いて勝ち)
メンコとチークピーシズの効果があった。
重い馬場が苦手なので軽い馬場なら」と当日までの天候を鍵に挙げた。
■アルバート(牡7、堀)は美浦ウッドでレピアーウィット(3歳1000万)を
先導し半馬身先着。しっかり気合をつけられ、長く脚を使った
(6ハロン68秒6-13秒4)。
森助手は「合図を送ったら反応していましたよ。
距離は長い方がいいタイプだけど、守備範囲」。
ここ2走は3000メートル以上の長丁場で勝ち馬と0秒5、0秒6差と奮闘。
7歳でも能力はさび付いていない。
■ミッキーロケット(牡5、音無)は雨で馬場の悪い坂路で、
抜群の動きを披露した。
ダンビュライトと併走。直線で仕掛けると素晴らしい反応で、
あっさりかわし1馬身先着。4ハロン50秒7-12秒3を計時した。
騎乗した和田騎手は「馬が余裕ある感じ。
先週よりしっかり動けている。デキがいいので、いい競馬ができる」と
自信の表情だった。
■パフォーマプロミス(牡6、藤原英)はCウッドで単走しリラックスした走り。
大きなストライドで5ハロン69秒0-12秒0をマークした。
1週前に好時計を計時しており、予定通りのメニューを消化している。
藤原英師は「攻めが強化できるようになった。
計算通りにきている。今の状態ならいいパフォーマンスができる」と好感触だった。
■ダンビュライト(牡4、音無)が臨戦態勢を整えつつある。
坂路でミッキーロケットに1馬身の先着を許したが、動きは軽快。4ハロン51秒1-12秒5と時計も優秀。
騎乗した松若騎手は「遅れたのは相手(ミッキー)が良すぎただけ。
久々に乗ったけど、やっぱりいい馬。道悪は得意なので雨は降った方がいい」
(レースは武豊騎手)。追い切りの手応えなら一角崩しがありそうだ。
■香港馬ワーザー(せん7)が阪神競馬場の国際厩舎に入った。
朝は兵庫県の三木ホースランドパークのダートでキャンター。
その後に約50分をかけて移動した。クラブルール助手は「とても落ち着いている。
カイ食いもいい。到着時に比べ、さらにいい状態になった」と説明。
21日に芝で追い切られる予定だ。